「古民家再生リノベーション賞」を受賞!

1年を代表するリノベーション作品を決める「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」。
その授賞式が2020年12月10日に開催されました。
今年はコロナウイルスの影響を大きく受けたリノベーション業界ではありましたが、数多くのリノベーション事例がエントリーされ、すばらしい事例の数々が受賞に至りました。

その中でG-FLATがエントリーした「和×バイク×猫」の古民家リノベーションをテーマとした兵庫県高砂市の古民家リノベーション事例が「古民家再生リノベーション賞」を受賞しました。

■受賞理由 ~温故知新~
とてもあたたかさの残る古民家リノベーションであり、これからの未来性も感じられることが評価されました。また、近年問題となっている空き家対策や、マイホームを持ちたい若者が増えている現代とマッチしたことから受賞につながりました。

 

■リノベーション事例紹介

空き家対策は、地域の魅力発信に取り組むさまざまな自治体が向き合っている大きな課題です。
今回、若いオーナーが出会ったのは、瀬戸内海に面した歴史ある街にたたずむ、築年数不明の空き家でした。オーナー夫妻には「おばあちゃんの家のような一軒家に住みたい!」という夢があり、理想の物件探しを担当スタッフとともにスタート。
そして出会ったこの古民家は、お庭や縁側があったことや、玄関横の格子の雰囲気が決め手となり、オーナーは2匹の猫たちとともに、この家と暮らしていくことを即決。決して都心部ではない郊外にある街の、さびれた古い民家でも、新たな“生かし方”が見つかった好例です。
「リビングの中心をみんなでワイワイ囲めるような堀にしたい」という想いで生まれた憩いの場は、友人たちが訪れては自宅気分でくつろぐ、笑い声のあふれる空間へ変貌をとげました。
また、既存の引き戸や縁側は、そのまま残し、日本家屋ならではの良さを活かせるような間取りと自然素材を採用しました。
さらに、寝室のベッド傍のたて壁は、オーナー夫婦がセルフ塗装にチャレンジ。家づくりの過程がそのまま思い出になるような取り組みを通して、より愛着を持って住まえる工夫も。
古民家の特徴を活かしながら自分たちの暮らしや好きなものを融合させた家は、県内外から訪れる友人たちを魅了して、「この街へ遊びに来たくなる人」を増やし、笑顔をつなげていくことでしょう。

 

BEFORE


築年数不明の古民家は、景観形成地区に指定されているものの、長らく空き家になっていました。
オーナー夫妻は、玄関横の格子や縁側に一目惚れして、リノベーションして住まうことを検討。
印象的な外装は焼杉張りで、その街並みの風景や住宅の格子とも良い雰囲気でなじむように仕上げました。また、元々あった和室は玄関とひと続きの土間にし、旦那様の愛車専用スペースにして、古民家の雰囲気と趣味を融合させた家づくりを実現しました。
家の中のいたるところにある昔ながらの引き戸や格子はそのまま残すことで、「こういう雰囲気いいね!」と訪れる人が思わず口にしてしまう、日本家屋ならではのレトロな魅力を放っています。

この事例を詳しく見る

 

 

近年、昔人が想いを込めてつくられた古民家が次々と取壊されていく中で、新しい価値を見出し次の世代へと引き継がれていく「古民家リノベーション」が認められ受賞できたことを大変光栄に思います。
今後は、より一層古民家の価値が見直され、新たな住まい手が現れることで空き家問題の解決、さらには地方の過疎化問題の解決に向け、「古民家リノベーション」で貢献してまいります。

 

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