リノベーションのメリット・デメリットって?

■リノベーションのメリットを考える

住宅市場のなかでリノベーションが注目を集めるようになった背景には、リノベーション固有のメリットがあります。コスト面が重視されがちなリノベーションですが、その具体的なメリットを3つほど紹介していきます。リノベーションを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

■新築住宅取得に比べて費用が安くすむ

住宅を取得する際、中古物件か新築物件かで迷うことがあるでしょう。その理由の多くが取得費用です。新築物件は確かに耐震性や耐久性に優れ、何よりも自分が最初のオーナーであることから、所有欲を満たしてくれます。

しかし、純粋な住宅の機能や間取りを考えると、中古物件を取得してリノベーションしたほうが安上がりなケースが多いのです。同程度の広さや間取りを新築物件で実現すると、中古物件をリノベーションする場合に比べて1.2倍以上の費用がかかることもあるようです。

もちろん、中古物件の価格や立地条件にもよりますが、やはりリノベーションはお得な住宅取得方法といえそうです。また、日本では新築物件の資産価値維持がかなり難しく、新築物件は取得後15年から20年の間に資産価値が大きく減少してしまいます。

一方、中古物件のリノベーションであればリノベーションによって資産価値自体が上昇することもあり、資産価値の暴落を防ぐことも可能です。リノベーションは取得時の費用だけではなく、取得後の資産価値維持という観点でもメリットがあることがわかります。

 

■立地や間取りの選択肢が豊富

新築物件はどうしても立地条件や間取りに制限が加わることが多くなります。特にマンションや都市の中心部においては、立地条件の良い物件を新築することが難しく、便利な土地には既に住宅が建っているというケースも珍しくありません。

また、間取りや広さもどこか画一的で、高額な費用を投じない限りは選択肢を増やすことは難しいでしょう。一方、リノベーションを前提とした中古住宅であれば、同一予算内で選択できる立地や間取りの種類が増え、より自分の希望に合った物件に巡り合う可能性が高くなります。

リノベーションを前提としているため、多少のマイナス面には目をつむることができますし、比較的気軽に多くの物件を探すことができますよね。特に住宅そのものよりも周囲の環境を重視する方であれば、好条件の物件を見つけられる可能性が高くなるでしょう。

住宅自体は後でしっかりと補強・補修すると考えれば、納得のいく住環境を獲得しやすいのがリノベーションのメリットです。

 

■自由で味わいのあるオリジナル住宅を入手可能

リノベーションの特徴のひとつが、設計における自由度の高さです。建売の一戸建てや新築マンションを購入する場合に比べると、自分のライフスタイルに合わせた間取りの変更がしやすく、「建物に生活を合わせる」のではなく、「生活に建物を合わせる」ことが可能になります。

人の生活というのは、時の流れや家族全体の年齢によって変化していくものですよね。もちろん、ずっと変わらない住まいが安心感を与えることも確かですが、それ以上に不満を抱えたまま生活するのはつらいものです。

中古物件のリノベーションは、世帯人数の増減や子供の成長・独立をある程度見越した住まいの設計が可能で、なおかつ自分だけのオリジナリティをだすこともできます。
キッチンやダイニング、リビングの雰囲気を統一したり、広々とした間取りを実現したりと、カスタマイズに幅がでるのです。また、リノベーションを施す中古物件自体も、年を重ねた住宅だけがもつ味わいがあります。

真新しい新築物件は確かに魅力的ですが、味わいのある中古物件もまた、人々の心をとらえて離しません。古民家カフェなどが人気を集めていることからも、中古物件の味わいが人々に安心感を与え、快適でリラックスできる雰囲気を演出することがわかります。このように味わいのある中古物件に自分だけのカスタマイズが可能な点が、リノベーションの大きなメリットのひとつといえるでしょう。

 

■リノベーションのデメリットは?

 

リノベーションにはデメリットもある?

リノベーションのメリットを紹介しましたが、当然ながらデメリットも存在します。リノベーションのデメリットとして考えらえるのは、主に耐久性・入手までの期間・住宅ローンの問題などです。そこでリノベーションのデメリットを具体的に掘り下げて見ていきましょう。

 

■根本的な耐久性に不安がある

リノベーションを前提とする物件は、当然のことながら年代物の中古物件が多くなります。ここで気になるのが建物の耐久性、耐震性です。特に耐震性においては、建築された年によって基準が変わっているため、基本的には新しい物件ほど厳しい耐震基準をクリアしていると考えられます。

また、耐震基準を考えるうえで特に気を付けたいのが1981年と2000年です。1981年の新耐震基準前後では住宅の耐震性が大きく異なり、実際に阪神淡路大震災で倒壊した住宅の多くが1981年以前に建てられたものというデータがあります。

さらに2000年には地盤の事前調査が事実上必須となったほか、柱の接合方法や耐力壁の配置について具体的な基準ができたのです。これらのことを総合的に考えると、2016年時点で築15年以上が経過している物件は、新築物件よりも詳細に仕様を確認する必要があるといえるでしょう。

加えて、建物の基礎部分や柱など、構造を支える部分が経年劣化によって脆くなっていることも考えられますので、内部までしっかりと確認することをおすすめします。

 

■実際の入居までに時間を要する

建売の戸建てや新築マンションを購入する場合、入居まではそれほど時間を要しないことがほとんどです。しかしながら、リノベーションを前提とした物件の場合、リノベーションに先んじて建物の使用調査や設計に関する打ち合わせ、実際のリノベーション作業など、それなりの期間が必要となります。

特にリノベーションの醍醐味ともいえる自由度の高い設計に凝ってしまうと、建築士との打ち合わせ回数や予算との調整に手間取ってしまい、実際に物件に住み始めるまでに時間がかかってしまうでしょう。ただし、この点はリノベーションの内容を見直す、あるいは妥協や工夫を凝らすことで調整が可能です。

住み替えまでに時間がない場合は、事前にどの程度の期間が必要なのかを業者に確認し、それに応じた最低限のリノベーションを施すといった方法も考えられます。とりあえず住めるようにしてしまえば、細かい部分や優先度の低い部分については、随時リノベーションを加えていくことも可能になります。

 


 

■リノベーションのおすすめイベント紹介

みんなで聞こう!リノベーション勉強会 in 神戸

■リノベーション勉強会の4つの特徴

①「新築」or「中古を買ってリノベ」どっちが自分に合っているのか分かる。
②オリジナルドーナツを食べながらのアットホームなカフェスタイル。
③会場は、リノベーションされた施設などの魅力的な場所をチョイス。
④累積2800組以上の方が参加、沢山の理想の住まいが生まれた人気イベント。

 

■こんな方は、ぜひご参加ください

・マイホームを探し中だけど新築以外の選択肢を知りたい。
・「新築」か「中古を買ってリノベ」かを迷っている。
・中古物件を買ってリノベーションしたい。
・今の住まいをリノベーションしたい。
・親から譲り受けた家をなんとかしたい。
・古民家を再利用して住んでみたい!
・リノベを前提にした物件探しのポイントを知りたい。
などなど

**同業者、不動産業者様の参加はご遠慮ください**

 

このイベントの詳細、ご予約はこちら

 


 

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