- 建物 木造戸建て
- 面積 95.56㎡
- 築年数 築46年
- 施工費 1200万円
- 設計期間 2ヶ月
- 施工期間 2ヶ月
お施主様は、30代の御夫婦とお子様2人、猫1匹という家族構成です。元々建築に興味のあったご主人様のご要望は、「古さ」という「味」を残し住みながら成長していく住まいを作りたいという事。 そこからプロが行う所はG-FLATで、自分で出来る所は、住みながらセルフリノベーションでという今も成長を続ける住まい作りがスタートしました。 元々使いやすい間取りだった事もあり大きくは変えず、平屋のメリットを生かしリビングとダイニングの間仕切り壁と天井を撤去、梁を見せ吹き抜けの空間へ、明るく開放的なLDKへと生まれ変わった。大空間には薪ストーブを設置、冬の寒さにも配慮した。 「味」のある家具や建具は、再利用しセルフリノベーションで塗装仕上げとし、床の無垢フローリング貼りもセルフリノベーションに挑戦されました。 外溝は老朽化の激しかった掘り込みガレージを完全に取り壊し木目を生かしたウッドデッキのガレージに変わりました。 リノベーションが完成した今でもテーブルの製作や黒板塗装、ガーデニングなどセルフリノベーションされています。 「今が完成形でなくても、生き物を世話するように家と付き合えば良いんですよ」(お施主様) この住まいは、今も成長を続けています。
POINT
BEFORE
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施工前のリビング
兵庫県西宮市に建つ築46年の木造平屋住宅です。空家になってから長い間買い手が付かず庭はジャングル状態に、室内は床が抜け玄関ドアは錆びて開かない。そんな一見は、誰も買わないような古びた中古住宅でした。 しかし、木製のサッシにレトロな扉、40年以上前のセンスが残る作り付けの家具などその「古さ」にはとても「味」がありました。 そんな隠れた魅力が偶然お施主様の目に留まり、リノベーションが始まることになります。
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施工前、お庭からの風景
施工前、初めて物件を見に行った時は木や草に覆われ道路からは建物が見えなくなっていました。人が住まなくなって長い間放置された結果、お庭はジャングル状態になっていました。
「トトロが出てきそう!」(笑)とお施主様のM様と盛り上がったのを覚えています。