事前審査と本申込の違いってなに?【住宅ローン編】

住宅の購入を検討されている方のほとんどは住宅ローンを利用されるのではないでしょうか。その上で、なぜ事前審査と本審査と2回もしないといけないのか疑問に思っている方もいることかと存じます。

そこで今回は住宅ローンに申し込んだ後どのように審査が行われるのか、そもそも事前審査と本申込の違いってどうなのか解説していきます。

事前審査と本審査とは

住宅ローンには二つの審査がある

住宅ローンには二つの審査があるという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。実際にそのとおりで、住宅ローンには「事前審査」「本審査」と呼ばれる二つの審査があります。

まずは審査がどのように進んでいくのか、流れを見ていきましょう。

【住宅ローンの審査が進んでいく流れ】

この図で示しているように、家の売買契約を行う前に実施するのが「事前審査」で、売買契約と並行して実施するのが「本審査」と呼ばれる審査です。

事前審査と本審査の違いは、簡単にいうと「結果の出る速さ」「審査の厳密さ」といえます。

金融機関の立場からすると数百万~数千万円単位の大きな金を貸し出すことになるため、審査を慎重にする必要があります。

そのため事前審査は比較的簡単な審査で、本審査は細かな項目までチェックする厳密な審査となるわけです。

本審査後の金銭消費賃借契約とは?

事前審査は簡易的な審査

住宅ローンに申し込んだ後、まず通過しなければならないのが「事前審査」です。

金融機関によっては事前審査が「仮審査」と呼ばれていることもありますが、内容的には同じものを指しています。本審査に入る前の行う準備段階の審査という意味です。

では、事前審査とは具体的にどのような審査で、どのような点を確認されるのでしょうか?

事前審査の結果は比較的早く出る

事前審査は住宅ローンを申し込んだ金融機関が実施する簡易的な審査のことです。

住宅ローンの事前審査の特徴

◆希望物件の売買契約前に実施

◆住宅ローンを申し込んだ金融機関が実施

◆事前審査の結果は数日程度で通知される

住宅ローンを申し込むのは、購入したい物件にある程度目星がついている段階です。

物件の売買契約を正式に結ぶ前に「申し込み者に本当にこの物件を買うことができるのか=ローンを借りて将来的に完済する能力があるのか」をスピーディーに見極めるのが事前審査の役割といえます。

そのため、事前審査の結果は申し込んでから2~3日後など、比較的早い段階で通知されることが多いです。

事前審査でチェックされるポイントとは

事前審査では申し込み者の返済能力と返済プランが適切かどうかをチェックされます。

具体的には、申し込み者の経済状況、借り入れ金額が収入と見合っているか、返済期間は適切か、信用情報に問題はないかといった項目になります。

そのため事前審査を受けるにあたっては上記を判断するための書類を提出し、信用情報も参照されることになります。

詳細な審査基準は金融機関によって異なりますが、「経済状況や資産力に見合った借入金額なのか」を判断される審査だという点に変わりはありません。

本審査は返済能力をチェックする厳密な審査

「事前審査でチェックしたのに、わざわざもう一度審査する必要があるの?」と感じている方もいらっしゃるでしょう。

住宅ローンは大金をやり取りするので申込者にきちんと完済できる能力があるかどうかを金融機関も慎重に見極めたいと考えているのです。

本審査は主に保証会社が1週間~1か月程度で実施する

本審査では事前審査よりも厳密に申し込み者の経済状況や資金力がチェックされます。

住宅ローンの本審査の特徴

◆金融機関ではなく保証会社が実施

◆本審査には1週間~3週間程度かかる

◆事前審査よりも厳密な審査が行われる

事前審査に通ると、申込者はいよいよ物件の売買契約へ進むことになります。

そのため、住宅ローンを貸し出す側としても金物件を本当に購入する能力があるのかどうかをしっかりと確認する必要があります。多くの場合、本審査は金融機関ではなく保証会社によって実施されます。

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保証会社とは

住宅ローンなどのローンを契約する際、金融機関と協力して申し込み者の審査を行う会社です。また、ローン契約者が万が一返済できない状況になったとき、契約者に代わって金融機関にローンの残債を支払うという大きな役割も担っています。

金融機関の立場からすると、せっかく住宅ローンを貸しても返済が滞納され続ければ経営状況が苦しくなってしまいます。そこで、審査を代行し、いざというときに残債を支払ってくれる保証会社と契約を結ぶことで、リスクを軽減しております。

本審査でチェックされるポイントとは

本審査でチェックされるポイントは基本的には事前審査と大きく異なるわけではありません。ただ、事前審査に通過した人全員が本審査に通るわけではないのは事実です。

「本当に住宅ローンの返済を続けられる申し込み者なのか」という点が事前審査よりも慎重に審査されます。

例えば、家族構成や現在の収入と借入額のバランスなど、返済プランに無理がないかどうかを確認され、なんらかの仕事につき定期的な収入があり、明らかに身の丈に合わない借入額を希望していなければ、過剰に心配する必要はないといえるでしょう。

自分の審査の通りやすさを知ることはできる?

自分はどれくらい審査に通る可能性があるのかは誰しも気になるポイントですよね。どれくらいの確率で審査に通るか、正確な数値を把握することは残念ながら難しいといえるでしょう。

しかし、参考として、自分の信用情報を取り寄せることができます

信用情報には、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先などの基本的な情報のほか、ローンやクレジットカードの借入れ状況、借りている金額、最終返済日などが記載されています。

つまり、信用情報を確認すれば自分が金融機関からどのような評価を受けることになるかをある程度把握することが可能といえるでしょう。

信用情報を取り寄せることができる機関

◆全国銀行個人信用情報センター(KSC)

◆株式会社日本信用情報機構(JICC)

◆株式会社シーアイシー(CIC)

審査が通りやすい?プロパー融資のメリット・デメリットはこちら

購入物件によっても審査の基準は変わる?

購入希望の物件によって住宅ローンの審査が変わるかどうかというのもよく寄せられる質問です。実際に、どんな物件を希望しているかによって審査の通りやすさは変わるといわれています。

万が一ローンを滞納してしまったときでも、物件の評価額が高ければ金融機関としては元手を回収しやすいと考えるからです。

金融機関は、住宅ローン申込者の購入予定物件をチェックして評価額を算出します。例えば建築基準法に基づいているかという基本的なポイントはもちろん、立地や耐震性、周辺の住環境などさまざまな観点もチェックします。

貸した金額に見合った評価額がつけば、もしもの事態が起きて住宅ローンの返済ができなくなった場合でも、物件を差し押さえて売却することで残債を回収できる可能性が上がります。

そのため、物件の評価額が高ければ高いほど、住宅ローンの審査にも通りやすいといえるでしょう。

まとめ

今回は住宅ローンの事前審査と本審査を中心に解説してきました。お金に関わることですし、詳しい仕組みを分からないと不安に思うこともたくさんありますよね。

しかし、二つの審査は審査のスピードや厳密さが異なるだけで、「契約者にローンを完済できる能力があるか」をチェックされるという点ではあまり違いはありません。

物件を購入する際に、住宅ローンでいくらまで借りることができるのか、そもそも借りることができるのか、まずは確認してみても良いかもしれません。自分の経済状況を振り返り、無理のない返済プランで住宅ローンを利用し、物件購入やご契約と進んでいきましょう。

住宅ローンの借入金額についてはこちら

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