No. 95

古民家の想いを受け継ぎ、のびのびと暮らす

DATA
  • 建物 戸建て
  • 面積 162.5㎡
  • 築年数 不明
  • 施工費 2520万円
  • 設計期間 3ヵ月
  • 施工期間 4ヵ月
  • 家族構成 ご夫婦+お子様1人+猫3匹

戦前に建てられた古民家をリノベーションして、離れと庭のあるマイホームをつくったKさん一家。「居心地が良くてリラックスできる、おばあちゃんの家のような空間が大好き!」と話す奥様は、以前住んでいた家でも築100年近い借家をチョイスするほど。今回、物件を購入するにあたっても同様に、「そこにいるだけで落ち着く、古くて味わい深い、雰囲気のある空間」を検討しました。旦那様は、当初は新築物件を考えていたそうですが、「新築でも時間が経てばだんだん古くなるし、価値も下がる。それなら、良い感じの中古物件のほうがイイかも」と感じたそう。ご夫婦の意見が一致してから出会ったこちらの物件は、駅まで徒歩圏内で眺望が良く、敷地面積もお庭も広かったことに加え、「一番の決め手は、築年数が経っていても状態がキレイだったこと。前のオーナーさんが大切にされてきたことがわかる、良いお家だなと感じました」。
古民家ならではの良さをいかした空間は、どの部屋も日当たりが良く、「最高に居心地が良い!」と家族も猫たちも大満足。娘さんのお友達が遊びに来たときは「古民家カフェみたい」と驚かれたそうで、「薪ストーブのあるリビングやダイニングで、ワイワイすごせてうれしかった」と笑顔で語ります。食事をとるスペースもキッチンダイニングやちゃぶ台のある和室など、その日の気分に合わせてセレクト。
「家にいる時間が心地良いから、休日もわざわざ外出しなくなりました。庭にBBQスペースも作りたいなぁ」。Kさんのおうち時間、ますます充実しそうですね。

POINT

  • ポイントは「寝転がってくつろげる家」

    「家族全員、くつろぐときはゴロゴロと寝転がりたい派なので」というKさん一家。ソファは置かずに、無垢材の床やラグ、たたみなど、どの部屋でも床面の心地よさを重要視。

  • 昼も夜も楽しい窓際の特等席

    和室に隣接した雰囲気のある空間は、昼はほっこりとコーヒータイム、夜は照明を灯して、よりリラックスした雰囲気に。ご夫婦でワインを楽しんだり大人の時間をすごします。

  • 「古さ」を味わうリノベーション

    戦前、避暑のために建てられた古民家は、しつらいも味わい深いデザイン。大切に使われてきた空間の良さを残したリノベーションは、元のオーナーにも喜んでもらえたそう。

  • ひとり時間を満喫できる「離れ」

    通路で繋がる母屋と離れ。離れの1階はご主人の趣味スペース、2階は子ども部屋。「母屋ですごすことが多いけど、自分の時間に浸りたいときは離れへ」と使い分け。

  • キッチンダイニングで洗濯も!

    洗濯スペースをキッチンカウンターの横に設けて、料理&洗濯の同時進行が可能に。「洗濯機は夜に回す派。夕食後、TVを見ながら洗濯できるのがうれしい」と奥様。

  • 季節のうつろいを感じる庭仕事

    「庭いじりをしてみたかった」という奥様の決め手になったのは、お庭の広さ! 季節の草花を楽しみながらの庭仕事は、最近娘さんが始めたというギターの音色をBGMに。

BEFORE

  • リノベーション前の部屋

  • リノベーション前のキッチン

近日開催予定のイベント

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