猫と暮らす家づくりのポイント！猫の性格に合ったおすすめの間取りと事例をご紹介
猫と暮らす家は、猫にとっても快適であることが大切です。
しかし猫の性格は掴みにくいもの。愛猫を想ってアイデアを取り入れた家であっても、思ったように機能しないことは少なくありません。また「猫が喜ぶように」と用意した設備が活用されない……なんてこともあるでしょう。
では、どのような家が猫にとって満足できる家といえるのでしょうか。
この記事では、猫と暮らす家を計画する方に向けて、猫が快適に過ごせる間取りのポイントや事例などについてご紹介します。
猫の習性や好き嫌いから考える間取りのポイント
猫と暮らす家をつくる際、大切なのは猫の習性や好き嫌いを把握することです。猫の特性から、間取りに取り入れたほうが良いポイントを洗い出してみましょう。
1.猫が日向ぼっこできるスペースがある
猫は日向ぼっこが大好きです。「温かくて気持ちが良い」という理由以外にも、猫の日向ぼっこには「湿った体毛を乾かす」「毛皮にひそむ菌やウイルスを殺菌する」といった目的もあるとされています。
そのため猫と暮らす家では、猫がゆっくりと日向ぼっこができるスペースをつくってあげると良いでしょう。窓の近くを日向ぼっこスペースとする場合は、脱走に注意してください。
2.猫が運動ができる
猫の肥満は人間と同じように、さまざまな病気のリスクを増加させます。 運動ができないことが、猫のストレスを溜める原因となるケースも少なくありません。
猫の運動不足を予防するため、住まいにキャットウォークを加えましょう。市販のキャットウォークを設置する場合は、家族が見守れるリビングに置くと安心です。
また、天井の梁や躯体を利用してキャットウォークをつくることもできます。梁をキャットウォークとすることで、猫が高い所から家族を すことができます。猫は本来、高い位置で獲物やなわばりを見守る習性を持った生き物です。
梁のキャットウォークは猫の本能を満たせるため、猫にとってお気に入りの場所となるかもしれません。
3.猫にとっての隠れ場所がある
人に見られない隠れ場所を住まいにつくってあげることで、猫にとっても安心して日々を過ごせます。
4.汚れにくい壁・滑りにくい床である
猫と暮らす家では、汚れにくく防臭効果のある壁紙を選ぶのがおすすめです。きちんと世話をされている猫であれば、においを発することはほとんどありません。しかし体調や食べ物の変化などから、トイレや体のにおいがどうしても気になってしまうシーンもあるでしょう。
消臭効果のある壁紙にしておくことで、においが生活空間に残らず、来客時なども安心して過ごせます。
また、ツルツルと滑る床も猫にとって負担となります。加えて猫の体温は人よりも高いため、冷たい床は寒さを感じてしまうかもしれません。なるべく温かく、しっかり踏ん張れるようなコルク床や無垢材、カーペットなどの床材を検討すると良いでしょう。
5.爪とぎ場所を確保してある
マーキングやお手入れ、ストレス解消など爪とぎは猫にとってさまざまな意味を持つ行為です。しかし壁や家具などで爪を研がれてしまうと、住まいはあっという間にボロボロになってしまいます。
猫が爪とぎをするのに最適な場所を、あらかじめ用意しておくと良いでしょう。市販の爪とぎを使う場合は、複数個設置しておくと安心です。
また、猫の中には床で爪研ぎをしてしまう子もいます。床にマットやラグを敷くことで対策ができますが、無垢材を採用してあえて傷を「味」として活かすのも良い方法です。
6.トイレはひと目につかない位置に
トイレは猫が無防備になる場所です。狩猟本能に優れている猫は、なるべく隙だらけの状態を誰かに見られたくないと考えています。
そのため、猫のトイレは人の目に晒されない場所に設置してあげると良いでしょう。
人の出入りが少なく暖かな個室や、間仕切りができるリビング脇の和室などが、猫のトイレとしておすすめの場所です。
7.ケガや脱走の危険性がない
猫の安全を守ることは、猫と暮らす家において何よりも重要なポイントです。
猫がケガや転倒、脱走などをしないようなアイデアを住まいに加えましょう。ベランダやキッチン、お風呂場や玄関などは猫の事故が多い場所といえます。
これらの場所には猫用ゲートを設置したりフェンスや鍵をつけたりして、猫が近づけない工夫が必要です。住まいづくりの計画の段階であれば、キッチンやお風呂場・玄関などはリビングから離して独立させることで、猫の侵入を ぐことができます。
猫と暮らす家の施工事例
G-FLATに訪れるお客さまの中にも、猫と暮らす家を求める方が多く、ここからはG-FLATがお手伝いをしてきた「猫と暮らす家」について、事例をご紹介します。
猫と人がのんびり過ごす住まい
古民家を改装してつくられたこちらの住まいは、人と猫が快適に過ごせる家です。広々としたリビングは他の床部分から一段下げて目線を低くしたことで、リラックス効果が高まりました。
こたつから眺められる位置にキャットステップを設置。愛猫の運動不足解消に役立っています。
日向ぼっこができる縁側は、いつも誰かの特等席です。人も猫も一緒になって日の光を浴びながらまどろんでいると、ゆっくりと過ぎていく時間の流れを感じます。
猫の抜け道がある住まい
リビングの小上がりの畳スペースや梁の天井を眺めながら眠りにつける寝室…こちらの住まいでは、人がリラックスをして過ごせる環境を整えると同時に、2匹の愛猫も心地良く暮らせる工夫が凝らされています。
そのうちの1つが、こちらの猫専用の出入り口です。リビングと廊下を、猫が自由に行ったり来たりできるようにしました。
リノベ後は階段上にキャットタワーを設置した施主様 。階段の上り下りも兼ねて、猫が十分に体を動かせるように配慮されています。
「猫と暮らす家」は猫も人も快適な住まいであってほしい
猫と暮らす家は、愛猫が快適であることが重要です。しかし、猫だけでなく一緒に暮らす人も心地良く過ごせる家であってほしいとG-FLATは考えます。
猫と人の両者が豊かな日々を送れるような住まいを、私たちG-FLATと一緒に考えてみませんか。愛猫と一緒に過ごす大切な時間が充実したものになるよう、リノベーションのお手伝いをいたします。
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